なんだこれ()
「おじいさん」
「なんだいばあさん」
「私、ひとりじゃないもできなかった。おじいさんのおかげで優勝出来たんだ。」
「優勝したのはおばあさんだ」
「違うの、私はただ祈っただけ。心の底は弱いままなんです」
「……もしかしたら、おばあさんは弱いままかもしれない。でも、ゆめさきを信じて祈ったおばあさんは、優勝出来たんだ。誇ってくれたら、プロデューサーである俺も嬉しいよ」
「おじいさん……」
その後、おばあさんは伝説のアイドルとして名を馳せることとなりますが、それはまた別のお話。おしまい。