カッとなって長文ダイマ
神谷奈緒とはどういうキャラクターかと聞いてみると、「ツンデレ」「隠れオタ」「ポテトの隣」という答えが帰ってきます。妥当なところではあります。
ではツンデレとはどういうものでしょう。例えば有名な雨の日の傘を巡る劇場。ツンで否定しながら傘を持って待っている。ここで待つにはある程度の意味が必要でしょう。彼女はその後のストーリーを想像できているのでしょう。そのバックボーンは彼女の持つアニメ知識も存分に含まれるでしょう。そこで語られるストーリーはヒロインが結ばれるハッピーエンド。それを知っていて創作であると感じていながら、それを否定しきれない。それが彼女のツンデレの元になっていると私は解釈します。
それでも創作の世界のようなアイドルの世界へ入り込んだ彼女は、その初めてのソロ曲の中で素直な感情を歌うことになります。2番の最後に出てくる「好きなの」というワード。
神谷奈緒はツンデレではありません。彼女は自分の知っている創作の世界にあるような素直なシンデレラ・ストーリーすぎて信じ切れない、信じきれなかっただけなのです。それを信じることが出来た今、彼女の見せる色は虹色なのです